川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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院長のひとこと
ノーベル賞・オプジーボ・肺がん治療
昨年、京都大学高等研究院特別教授である本庶 佑先生が『免疫抑制の阻害による新しいがん治療法の発見』でノーベル医学・生理学賞を受賞されました。日本人としても大変名誉なことです。本研究から、がんに対する分子標的薬であるオプジーボが開発されました。
私が30年ほど前、東京女子医大在職中には肺がんの治療にも携わりました。末期の肺がん患者さんも診療していました。末期肺がんにおいては有効な治療が、なかなかなく悔しい思いを幾度かしました。ところが、現在はオプジーボを含めた新薬により遺伝子治療が可能となり、肺がんに対する治療効果が格段と進歩し生存率の向上にも寄与しています。i-PS細胞の実用化も進行しており、従来治療ができない病気にも治療の可能性が出てきています。
科学や医学の進歩は日進月歩だとつくづく思いました。30年前には遺伝子治療がここまで現実的になるとは思ってもいませんでした。昔、救えなかった命が今では救えるのです。
医療の世界では、今年はさらなる飛躍の1年となりそうです。
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秋本番

10月に入り。一年で一番良い季節といわれる“秋”本番を迎えました。行楽や読書、音楽、食事などそれぞれを楽しまれていることと思います。
楽しい想い出は後々まで記憶に残るものです。しかし、年齢とともに脳機能は低下し、記憶力も落ちてきます。一説によると年齢を重ねると一日に約10万個の脳細胞が死滅してゆくともいわれます。
病的に脳機能の低下した病態を『認知症』といいます。認知症とは正常に発達した知能が、その後、脳に障害を起こして持続的に低下した状態です。

年齢による物忘れは、前夜の食事の内容が思い出せなかったり、よく知っている人の名前を思い出せなかったりするもので、ヒントなどがあれば思い出せる類のものです。しかし、認知症では、食事したこと自体を忘れてしまったり、知っている人でも誰だかわからなくなってしまいます。ヒントがあっても思い出せません。
認知症の原因や症状、予防や治療に関しては次回お話ししたいと思います。

2017.10.04
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