川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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院長のひとこと
ノーベル賞・オプジーボ・肺がん治療
昨年、京都大学高等研究院特別教授である本庶 佑先生が『免疫抑制の阻害による新しいがん治療法の発見』でノーベル医学・生理学賞を受賞されました。日本人としても大変名誉なことです。本研究から、がんに対する分子標的薬であるオプジーボが開発されました。
私が30年ほど前、東京女子医大在職中には肺がんの治療にも携わりました。末期の肺がん患者さんも診療していました。末期肺がんにおいては有効な治療が、なかなかなく悔しい思いを幾度かしました。ところが、現在はオプジーボを含めた新薬により遺伝子治療が可能となり、肺がんに対する治療効果が格段と進歩し生存率の向上にも寄与しています。i-PS細胞の実用化も進行しており、従来治療ができない病気にも治療の可能性が出てきています。
科学や医学の進歩は日進月歩だとつくづく思いました。30年前には遺伝子治療がここまで現実的になるとは思ってもいませんでした。昔、救えなかった命が今では救えるのです。
医療の世界では、今年はさらなる飛躍の1年となりそうです。
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インフルエンザ

季節性インフルエンザが流行する時期が到来しました。当院でもインフルエンザの方を散見するようになり、今シーズンはA型もB型もほぼ同率で見られています。
インフルエンザは風邪症候群の一つで全身症状や高熱を伴うのが、他の風邪と違う点です。典型的な症状は、突然の発症、38度以上の高熱、咳・痰などの呼吸器症状、全身倦怠感などの全身症状が主となります。
現在では、インフルエンザ迅速診断キットを用いることで精度の高い診断が可能となっています。ただし、発症早期には陰性となることもあります。しかし、発症から6時間以内でも多くの症例では陽性となり診断は有用であるともいわれています。
インフルエンザと診断が確定したら、抗インフルエンザ薬であるタミフルやイナビル、リレンザ、ラピアクタを使用することとなります。薬剤には投与経路などにより一長一短があります。
インフルエンザは、学校や職場など人の集るところで感染しやすく、マスクの着用やこまめなうがい、手洗いが予防には重要です。
インフルエンザ感染の合併症として、高齢者では肺炎などが危惧されます。高熱等が生じたら早期の受診で診断を確定して治療することが、感染を拡大させないことも含め重要となります。

2018.01.17
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