川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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皮膚の乾燥
気温が低下して冬に向かう頃から、湿度も下がり皮膚が乾燥して痒みを生じる方も多いかと思います。乾燥すると痒みが生じるのは何故なのでしょうか?
皮膚は、外からの刺激や細菌の侵入を防ぐ役割を備えています。皮膚の表面には汗や脂質などの保湿成分が絶えず分泌されています。皮脂膜、天然保湿因子、細胞間脂質は皮膚バリアの3因子とも言われます。皮膚の乾燥は、皮膚の最も外側にある角質に含まれる保湿成分が減少することで生じます。減少の原因としては外気温の低下や湿度低下、加齢性変化、ボディソープなどによる洗いすぎなどがあります。
角質のバリア機能が低下すると、角質は硬くなり細かな亀裂などが生じるようになります。このような状態になるとバリア機能は有効に働かないため洗剤の刺激や細菌の侵入なども受けやすくなり、湿疹など皮膚の炎症を惹起して痒みを生じるようになります。これが皮脂欠乏症の状態です。
角質のバリア機能を保って、皮膚を乾燥から守ることが予防として重要です。まずは、保湿することでバリア機能を補うことです。毎日行うことが重要で、保湿薬は薬局などでも扱っています。市販のものではセラミドを含有しているものが人気です。皮膚を清潔に保つことも重要ですが、入浴時にボヂィソープでゴシゴシと強くこすることは知らず知らずのうちに皮膚を壊している行為です。よく泡だてた泡を転がすように洗うのが良いでしょう。暖房なども皮膚の乾燥を悪化させます。加湿器を併用することをお勧めします。
特に高齢者では、皮膚の乾燥が顕著になりますので上記のような方法で、スキンケアに心がけ痒みを避けたいものです。
以前のひとことはこちら
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腎臓の話

3月に入って陽の光の強さを感じるようになりました。花粉症も本番となっています。本日は、花粉症ではなく腎臓の話をしてみようと思います。
腎臓は、左右に一対背中の腰の部分あたりにあります。体で不要になった老廃物を濾し取って、尿の形で体外に排出させます。腎臓は沈黙の臓器とも言われ、余程の悪化がない限り症状が表に出ません。
腎機能が悪化する病態には、様々な疾患がありますが、特に糖尿病や高血圧症のある方は注意が必要です。腎臓の機能が低下すると尿量が減少して、余分な水分を体内に貯留することとなり、むくみや血圧の上昇などを生じます。さらに悪化して、老廃物が体内に貯留すると尿毒症をきたし食欲が低下したり、嘔吐や意識低下、痙攣などが出現します。カリウムやナトリウムなどのミネラル成分のバランスが崩れることによって不整脈なども起ります。また、貧血も症状の一つとなります。上記のように尿毒症まで進行したり、極度に機能が低下した腎不全状態では人工透析治療を受けることとなります。人工透析とは働きの悪くなった腎臓の代わりに、老廃物を体外に排出するのを補助する機械で、体外循環ろ過装置の一つです。
腎不全には急性腎不全と慢性腎不全があり、急性腎不全の原因は熱中症による極度の脱水や、抗生剤や鎮痛剤等による薬剤性などがあります。慢性腎不全は腎臓自体の病気や、生活習慣病で最も多い糖尿病性腎症や、高血圧症による腎硬化症が原因として挙げられます。免疫疾患や遺伝的疾患が原因となる場合もあります。
治療は原因の除去が中心になりますが、慢性腎不全で尿毒症となるような重篤な場合には人工透析治療が必要となります。腎臓病の予防は難しいですが、日常生活の中で尿の状態やむくみの有無を見逃さないことが大切と考えます。

2018.03.07
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