川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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院長のひとこと

Director's column

痛風発作

痛風発作は悪化すると下肢の腫れや痛みがひどく、靴も履けない状態や歩けなくなることもあります。
痛風とは、血液中の尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態が持続することにより血液に溶けきらない尿酸が結晶化して、関節に沈着し炎症を起こす状態です。ストレスや激しい運動などが誘因となり結晶化した尿酸が関節内で剝がれ落ち炎症を高度にします。典型的な場所は足の親指の付け根ですが、足首や足の甲、膝や肘、手首にも生じます。
尿酸値を上昇させるのは飲食物中のプリン体です。有名なのはビールですが、アルコールそのものが尿酸値を上げる原因となります。その他に魚の干物やレバー、あん肝、カツオなどもプリン体を多く含む食品となります。
痛風にならないためには、まず尿酸値を上げない食生活や適度の飲酒、十分な水分摂取、アルカリ性食品を積極的に摂ること、適度な運動、ストレスをためないことなどに心がけることが重要です。現代社会においてはいずれも難しいことですが少しずつ実践することが大切です。

2017.06.29
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