川口元郷　内科　循環器内科　川口領家循環器内科クリニック

日本では突然、新型コロナウイルス感染症が激減しました。
あれだけ猛威を振い感染力が強いといわれたデルタ株が急激に減少してしまいました。
原因として、2回のワクチン接種が国民の7割で済んだことによる集団免疫の確立やウイルスの弱毒化など様々なことが噂されていますが、正解は未だにわかっていません。
世の中は、未だ謎に満ちまだまだわからないことだらけです。

でも、コロナウイルスがこの世からなくなったわけではありません。
あれだけ変異を繰り返し、世界中でパンデミックを起こしたウイルスがそう簡単に絶滅したとは思えません。
現に、ヨーロッパやロシアでは再び感染者の増加が報告されています。
経済活動の世界的な再開で緩和も拡大され日本でも、今後再び感染拡大が懸念されています。
現在第6波が来ても耐えられる医療体制を国や自治体で構築を進めています。

ウイルスもその時々の状況に合わせて変異を繰り返しているとされます。
ウイルスも“座して死を待つ”ことはしないでしょう！今後も、生存・繁栄に有利な変異は必ず起きると思いす。
ウイルスには細胞がないため細胞にくっつかないと生存繁殖できません。
つまり細胞にくっついても繁殖できなければ病気は発症しないわけで、ワクチンなどの予防手段は今後も必要となるわけです。

国の発表では年末から年明けにかけて、2回目の接種から約8か月経過した希望者全員に3回目のコロナワクチン接種が予定されています。
また、経口治療薬の承認も行われ使用できる日も近いと思われます。
コロナとの戦いも2シーズン目の冬を迎えます。でもそろそろ決着がつきそうです。