川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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院長のひとこと
ノーベル賞・オプジーボ・肺がん治療
昨年、京都大学高等研究院特別教授である本庶 佑先生が『免疫抑制の阻害による新しいがん治療法の発見』でノーベル医学・生理学賞を受賞されました。日本人としても大変名誉なことです。本研究から、がんに対する分子標的薬であるオプジーボが開発されました。
私が30年ほど前、東京女子医大在職中には肺がんの治療にも携わりました。末期の肺がん患者さんも診療していました。末期肺がんにおいては有効な治療が、なかなかなく悔しい思いを幾度かしました。ところが、現在はオプジーボを含めた新薬により遺伝子治療が可能となり、肺がんに対する治療効果が格段と進歩し生存率の向上にも寄与しています。i-PS細胞の実用化も進行しており、従来治療ができない病気にも治療の可能性が出てきています。
科学や医学の進歩は日進月歩だとつくづく思いました。30年前には遺伝子治療がここまで現実的になるとは思ってもいませんでした。昔、救えなかった命が今では救えるのです。
医療の世界では、今年はさらなる飛躍の1年となりそうです。
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)

9月になり涼しい日々が続いています。この夏は、天候不順もあり体調管理に気を使われたことと思います。愛煙家は気温の低下などに伴い、歩行時の息切れや咳・痰が酷くなることがあります。そのような症状はもしかするとCOPDかも知れません。
COPDとは慢性閉塞性肺疾患を示す略語です。COPDは主にタバコにより気道や肺胞に炎症を生じ、肺の働きが低下する病態をいいます。COPDの症状は、当初は咳や痰、軽度息切れなどの症状ですが、放置しておくと徐々に進行し息切れなどが悪化、自宅や外出先でも酸素吸入が必要となる重篤な場合もあります。
COPDになると、気管支や肺が完全に元の状態に戻ることはありませんが、禁煙や薬物療法、運動療法などで病気の進行を和らげ症状を軽くすることができます。
特に愛煙家の方で咳や痰が長引いたり、階段や坂道で息切れを感じるようになったら受診をお勧めします。

2017.09.04
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