川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

048-242-5462

〒332-0004 埼玉県川口市領家1-24-4 ロードビルディング2F

院長のひとこと

  • 診療案内
  • 内科
  • 循環器科
  • 呼吸器科
  • 患者様専用駐車場あり
  • 初診の方へ
  • 患者様へお知らせ
  • 各種検査について
院長のひとこと
心不全とは?
心不全というのは病気の名前というより、心臓の状態を表す言葉になります。心臓は以前もお話ししたように、体全身に血液を送る、心筋という筋肉で造られたポンプです。ポンプには血液を送る力が必要です。心臓のポンプ機能は1分間あたり3~5リットルの血液を体全体に送る力があり、また一回心臓が収縮すると牛乳瓶半分ほどの血液が送り出されます。かなりパワフルなポンプであることがお分かりいただけるかと思います。この心臓が、1分間あたり50〜100回動き、1日にすると10万回も動いて体を維持しています。生まれてから死ぬまで一度も休まずに動き続けるのです。僕自身が心臓に魅了されるのはこの点かも知れません。
その心臓としてのポンプ機能が落ちる状態が心不全です。心不全になると体に送る血液量が落ち込みます。
心不全の原因は多岐に渡ります。心臓病では心筋梗塞や心臓弁膜症、重症不整脈、重症高血圧、心筋症などの筋肉の病気などで生じます。また、甲状腺疾患や腎臓病、膠原病などの内科疾患でも生じることがあります。
症状としては、最近TVのCMでもやっていましたが、動いた時の息切れ感やむくみが主となります。動悸や冷や汗、胸の違和感などが生じることもあります。ひどくなると咳・痰などの呼吸器症状も生じます。心不全は胸部X線などの検査を行うことで比較的容易に診断をつけることができるので、息切れ感など生じるなら医療機関の受診が重要です。
以前のひとことはこちら
  • 八王子循環器クリニック
  • 東福生むさしの台クリニック
狭心症と心筋梗塞

当院は、この4月で開業して丸2年を経過し3年目に入りました。今までの皆様のご支援に感謝するとともに、今後とも地域医療に尽力を続けて行く所存です。何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、今回は前回の続きで狭心症や心筋梗塞など病気に関することを話したいと思います。狭心症や心筋梗塞は虚血性心疾患という心臓病に分類されます。心臓に酸素や栄養を供給する冠状動脈に血液が正常に流れていれば、心臓は問題なく機能し症状も出ません。
しかし、動脈硬化や血管の痙攣などにより、冠状動脈が狭くなり血液が流れにくくなると狭心症を、さらに進んで血管が閉じてしまうと心筋梗塞が発症します。狭心症では、酸素や栄養が一時的に滞る状態なので心臓の筋肉は壊れたりしませんが、心筋梗塞では血流が完全に途絶えるため、閉塞血管以降での心臓の筋肉が壊れて死んでしまいます(心筋壊死)。こうなると心臓のポンプとしての機能が制限され、心不全になったり、不整脈が出たりし最悪の場合は死に至ることもあります。
狭心症や心筋梗塞で典型的な症状が胸痛です。胸痛は圧迫感や締め付けられる痛みなど様々な痛みや程度の場合があり、時には胃のあたりの鈍痛や、背部痛、左腕や顎の方に放散する痛みとして発症することもあります。狭心症では運動時などで胸部の圧迫感などを感じることも多く見られます。
虚血性心疾患は、特有な症状や心電図、採血等で診断できますが、狭心症では症状がない時には、心電図で変化が現れず診断に苦慮する場合もあります。そのような時には、24時間心電図(ホルター心電図)や負荷心電図、心エコー検査などを組み合わせ診断します。疑いが強くなれば冠動脈CTや放射線シンチグラフィー、心臓血管造影検査等を行い診断を確定させます。
胸部違和感等が改善しない場合には専門医の受診をお勧めします。
次回は虚血性心疾患の治療に関してお話ししたいと思います。

2018.04.06
pagetop